飛行機が落ちる確率は、車で事故る確率よりも低く100万回に1回とされており最も安全な乗り物と言われていますが、2016年でも事故が立て続けに起こったこともご存知の方は多いはず。
航空機事故で多くの選手らが犠牲になったブラジルのサッカークラブ、シャペコエンセやパキスタン航空の墜落事故など記憶に新しいと思います。
LCC参入によって価格競争が激しい昨今、安く飛行機に乗れることは嬉しいですが安全性が欠けていないかも気になるところですね。
毎年、航空会社の安全性を調査して発表するドイツのJACDEC(Jet Airliner Crash Data Evaluation Centre)が新年早々に60社を対象に2017年の航空会社安全性ランキングを発表しました。
JACDECは事故の死亡者数や重大インシデント数、運行管理状態などの様々な項目から900超の安全監査基準を参照し、独自の手法により安全指数を公表してランキングにしています。
航空会社ランキング2017年をご紹介!
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(参考記事:https://www.jacdec.de 全文英文)
2017年の1位のキャセイパシフィック航空は3年連続で維持しています。
因みに、過去30年の事故と運行状況なども考慮した数値なので、順位及び現在の事故率が直結しているというワケではないようです。
不思議なことに上位ランキング入りしている航空会社は安全性のほか、客室乗務員の接客サービスや航空機の機材や設備でも口コミが良く満足度が高いようです。
飛行機の事故率は低い
車や電車、新幹線などに乗って不安になる人は少ないと思いますが、飛行機に乗って「今日こそ落ちて死ぬのでは?」と不安になる人は結構多いのではないでしょうか。
実は新幹線の事故率はゼロで最も安全な乗り物なのですが、それに対して飛行機は0.0097%。
イマイチ想像がつかない数字ですが、世界人口を70億人として、10万人当たりの死者数は0.0097人となります。
2011年では、100万回のフライトに0.37回と言われています。
日本で飛行機に合う確率はどれくらいなのか、
航空アナリストの杉浦氏によると、
輸送実績1億人キロあたりの死亡乗客数=0.04人
10万飛行時間あたりの死亡事故件数=0.07件
という統計を出しているようです。
一方、自動車事故で死亡する生涯確率は0.5%と言われています。
この数字を見ただけでもいかに飛行機の事故よりも車の事故のほうが高いということがわかると思います。
本当に奇跡的な数字だったんですね。
なので飛行機には安全に乗っても大丈夫ということになりますね。
そんな安全な乗り物である飛行機ですが、私は飛行機恐怖症なので、安全であろうが、どんなに事故に遭遇する確率の低い数字を言われようが怖いものは怖いですけどね。
でも旅行はしたいですね。
以上です。